Miss Machine / The Dillinger Escape Plan
- ミス・マシーン/ザ・デリンジャー・エスケイプ・プラン
- ¥1,882
- Amazon.co.jp
カオスティック・ハードコアと評されるアメリカのThe Dillinger Escape Planというバンドのセカンドアルバム。
さて、内容ですがこれがとんでもない。どう表現していいのかわからないぐらいとんでもない。
過激な音楽であることは間違い無いです。CDを再生して強烈なシャウトと共に始まる「Panasonic Youth」からして凄い。爆音の祭りとでもいうべき凄まじい楽曲が多く収録されております。
ただ、爆音だけの音楽というわけでは決してありません。計算され尽した狂気とでもいいましょうか。全く予想不能な転調や変拍子を多様したプログレ的アプローチがほとんど全ての曲に見られています。そして、それを強靭な演奏技術で支えており、全く曲がブレない。ただのハードコアには見られない部分が随所に散りばめられている。
難しい曲を演奏しているバンドではあると思う。ただ単に爆音を撒き散らしているわけではなく、理解し辛い部分も恐らく意図的に組み込まれているので、何も考えずに頭を振って楽しめるタイプの曲ではないです。
ただ、その難解さが魅力にもなっていると思います。難解さが魅力に変わった瞬間、このバンドを心から楽しめるのかもしれません。
Favorite Song Panasonic Youth
オープニングを飾る爆裂ナンバー。僅か2分半の間に、とんでもなく色んな物が組み込まれたブラックボックスのような曲。ラスト30秒の圧倒的展開にはただただ呆然。
また、この曲は音ゲーのギターフリークス&ドラムマニアに収録されています。是非お試しを(ただ、難易度が高いのでご注意w)