In the Court of the Crimson King / King Crimson
- クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)/キング・クリムゾン
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1970年代のプログレッシブ・ロックのブームの火種となった、King Crimsonのデビュー作。
このインパクトありまくりのジャケットもあり、余りにも有名な作品となっています。
今更ここで取り上げるようなものではないかとも思われますが、ロックにおいて重要作品であることは間違いないので、筆をとってみました。
プログレ、という音楽ジャンル自体を知らない人も最近ではちらほらいるようでして。
知ってても何かよくわからない、とか難しそうとか感じる人も多いようですが。
それは誤解していると思います。
確かに分かり辛い部分も含まれていることも多いジャンルだとは思いますが、それでもこのアルバムは凄まじいセールスを世界中で記録しています。
想像ですが、気に入った方の多くは今まで聴いた事の無い音楽に驚き、そして気に入った。という他のジャンルと何ら変わらない理由で、聴き始めたように思います。
とかく複雑な曲構成や、精神性だけを魅力として語られることもありますが、根底にあるのはただ良質だから好き。というそういう理由だけでいいと思うのです。かくいう私もあんまり複雑なところまで理解していませんし。
そして、このアルバムは高品質の楽曲群を、個性的に様々なアプローチで我々に提示してくれています。
それなのに、私のような素人でも凄い。という風に簡単に思わさせてくれるのが凄い。
幕開けの「21st Century Schizoid Man」は途中で曲調がガラッと変わる箇所で凄い興奮を覚えますし、ラストの「The Court or the Crimson King」は溜め息を覚えるぐらい美しい。といつも思わされます。
まぁ、難しく捉える必要は無いといいますか。今まで聴いていたのと同じような理由でいいと思う、けど今までの曲とは明らかに違う。という風に聴こえるのが一番凄いところなのだと思います。
Favorite Song 21st Century Schizoid Man
初めて聴いた時は唖然としました。ダルい曲だなーとか思ってたら、ガラッと曲が変わってからのハイテンションっぷりにビックリ。