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The DAY / DEEN

The DAY

音楽をほとんど知らない人に、何かアルバム借して?って言われたら、僕は大抵これを薦めてます。理由は僕が所持している全てのアルバムの中で、恐らく一番ポップだから。それでいて、中々深みを持った曲も収録されていて、飽きにくいかとも思うからです。僕もたまに今でも聴き返しています。

良質なポップソングって時々何故か聴きたくなる事ってあるんです。明るいメロディーラインや、ここがサビだな?ってすぐ解るような曲が。そういう時はほぼこれをCDラックから取り出してきてます。

で、このアルバムは「love me」、「眠ったままの情熱」などの明るくポップな楽曲はもちろん、「手ごたえのない愛」のややハードな楽曲や、「VOYAGE」では中々壮大な曲も聴かせてくれ、結構バラエティに富んだ飽きさせない構成で、不思議とハマるんです。

ボーカル池森氏の声は万人受けする良い声してますし、演奏組も中々技術が高く、テクニック面でも中々の物を持ってるバンドですので、音楽を聴き始めて間もない方や、ポップなのが好きな方はもちろん、音楽にそこそこ詳しい方でもふとポップなものが聴きたくなったら、一度手にとって欲しいアルバムです。

Most Favorite Song   さよなら
いわゆる王道の切ないバラード。冬の寒い時に淋しい時にはピッタリでしょうね。王道と言って侮るなかれ、本当に切ないので泣けてきますよ?

HEART / L'Arc~en~Ciel

HEART

記念すべき、ラルク復活作。個人的にはラルクで一番好きなアルバムですね。

収録シングルが「」と「winter fall」と言う、正反対の印象の、重めな曲とポップな曲なんで、アルバム曲もどちらの曲調も混在した、バリエーション豊かな作りになっています。これからラルクを聴いた人はハマっていった人多いんじゃないでしょうかね。

まず、オープニングの「LORELEY」から素晴らしい。異国情緒あふれるバラードで、壮大な物語の幕開けを感じさせます。中盤は高速ハードロック「Shout at the Devil」や、ベースラインが格好良いミドルテンポの「fate」など重めの楽曲が多いです。

そしてラスト二曲は、どちらもラルクのポップソングメーカーtetsu作曲で、まるで、この二曲だけ別のバンドが演奏しているような、今までの重い雰囲気をカッ飛ばすような明るい曲。どうもアルバムの雰囲気から浮いてしまってる気もしますが、個人的には好きです。特にラストナンバーの「あなた」は、ストリングスをふんだんに使ったドラマチックな曲で、アルバムの最後をしっかりと締めています。ラルクの復活を高らかに宣言するのに恥じない、素晴らしいアルバムです。

Most Favorite Song   あなた

まぁ、王道バラードなんですけど、ラストにこんな壮大なバラード持ってこられたら一番好きになっちゃいます。フェードアウトしていく終わり方も、心地良い余韻が残って大好き。

好きなPV

今週もトラックバックステーションに便乗。
好きなPVを箇条書きで紹介します。

Pieces / L'Arc~en~Ciel
一番好きなPVです。ストーリー仕立ての凝った構成になっていて、曲の壮大さを引き立てる素晴らしいPVだと思います。しかし、何度見てもhydeがtetsuを刺殺するシーンは慣れませんね・・・
ここ で、ストーリーの解説もやっています。本当に凝ったPVだと関心してしまいますよ。

Winter,again / GLAY
この曲のPVは二種類ありますが、好きなのはワンカットの方。寒い地域の冬の情景連想させる、曲、歌詞、ボーカル。そして、トドメとばかりにこのPV。シンプルな構成だからこそ、余計に冬の寒さ、孤独さなどが際立っています。

feel the wind / Janne Da Arc

ジャンヌのPVで一番好き。特に、最後のサビ直前でyasuの手から花びらが舞っていく所はとても好きです。
余談ですが、DVDでのNGシーンは爆笑しました。

RING / B'z

B'zのPVではこれが一番好き。和風な感じのこの曲ですが、PVでは完全に和風な作り。和室?の中でバイオリンって何かミスマッチ?(笑)。一番好きなシーンは二番のサビ。稲葉さんと松本さんが交互に雨の中で映されてます。雨の中で歌うシーンが入ってるPVってのはベタだけど、個人的には大好きですね。特に切ないバラードでは・・・


・・・トラステに便乗したのはいいけど、何か手抜きな感じがするなぁ。ちょっとだけ見て好きな感じのするPVってのはありますけど、フルで見たPVってあんまり無くて、アーティストが偏ってしまったのは反省すべきですね。とりあえず、読んでいただいた皆様ありがとうございました。

あ、それと二人目の読者になっていただいた、wearejanneさん。本当にありがとうございます。またジャンヌファンの方に読者になっていただきました。好きなアーティストのファンの方に気に入っていただけて、本当に嬉しいです!これを励みにより一層、内容を濃くしていくよう頑張ります。

LUNACY / LUNA SEA

LUNACY

LUNA SEA最後のオリジナルアルバム。活動再開後はリリースを余り積極的に行わず、再始動後のオリジナルアルバムは2枚だけとなってしまいました。やはりもうメンバー間に埋め難い溝が生じていたのでしょうか。

さて、この最後のアルバムですが・・・何故か最後の作品と言った感じがしないんです。これは総決算の作品ではなく、むしろ再出発を思わせる内容。僕も当時からやっと彼らにハマりだしたんですが、その時もこれが最後だなんて思いもしませんでした。

オープニングの「Be Awake」や先行シングル曲「TONIGHT」などのシンプルでストレートな楽曲もありますし、「Sweetest Come Again」、「KISS」でDJとフィーチャーしてみたり、「gravity」では重厚なサウンドを楽しませてくれたり、と新境地も開拓して、何処か全体的にイマイチだった前のアルバムと比べて、LUNA SEA完全復活を印象づける作品です。

また良い作品を作り続けてくれるのかな、と期待した矢先の解散だったので、とてもショックでした。調子を戻してきて、新しい作風とソロ活動で得た物を組み合わせて、これからの期待が膨らむ内容のアルバムだっただけに、ここでバンドに幕を下ろすと言うのは悲しすぎます・・・

Most Favorite Song   TONIGHT

多分このアルバムで一番シンプルな楽曲、なんですけど、今まで彼らこういう曲無かったですよね・・・それで新鮮に感じられて気に入りました。
・・・こういう曲も出来るようになってきただけに、やっぱり惜しいですね・・・このタイミングでの解散は。

Janne Da Arcニューアルバム6月15日発売

今日公式ページに行くと別ウィンドウで表示されました。

ファンとしてはやっぱ嬉しいですけど・・・少しリリースペースが早過ぎませんかね?前作「ARCADIA」から一年足らずでのリリースですので、見切り発車的な内容になってないか心配です。

とは言えやはり期待してしまいますね。楽しみです!

ユグドラシル / BUMP OF CHICKEN

ユグドラシル

2年半と言う長いインターバルを経て、昨年リリースされたバンプの4thアルバム。・・・ふむ。大分路線を変更してきましたね。今までの作品とは一線を画す印象を受けます。彼らの新しい挑戦、と言った感じでしょうか。

今までの下手くそだった技術的な面も(ファンの方ごめんなさい!)大分向上して、中々上手くなってきていますし、アルバムの完成度の方も上昇して、とプロアーティストとしての階段を確実に上り始めています。下手くそバンドと決め付けていた方でも、今回の作品は無闇にけなす事は出来ない筈です。

今回の作品の評価が二分しているのは、やはり以前までの作風と違うからでしょうか。恐らくバンプの魅力の一つであった、青臭さが今回はほとんど無いんで、今までのファンの方は急な変化についていけなかったのかもしれません。それだけ成長した証でもあると思うんですけど。

逆に、今までバンプが苦手だった人には受け入れ易いかもしれません。シングルカットもされた「車輪の唄」は爽快な心温まるポップソングで、「乗車権」は今までのバンプにあまり見られなかったハードな楽曲。他にも「ギルド」など以前の作風のような曲もあり、何だかんだでバンプの魅力が詰まったアルバムではないでしょうか。

まあ、昔からのファンの方がこれを気に入らないのも解りますけど、アーティストとして新しい作風にも挑戦するって事は大事だと思うんです。また以前の作風に戻す事もあるでしょうし、ここは今回が気に入らなくても、次回に期待って事でじっくり待ちましょう。

Most Favorite Song    ロストマン
シングル曲で申し訳無いんですが、これが一番好きです。
特にCメロ→ラストのサビへの流れが良い。前向きな歌詞にも励まされます。

桜 / Janne Da Arc

D・N・A

春の歌と言う事で、個人的に一曲選ぶとしたらこれですね。
イントロのピアノから他のアルバム収録曲とは何か違う感じ。メロディ、歌詞、ボーカル、そして楽器と全てが切なさを演出しているようで、素直に綺麗だなと思ってしまいます。

個人的にこういう曲の構成は大好きなんです。2回目のサビが終わって、間奏の後に一度サビ、そしてさらに壮大になって繰り返し、と言う構成が。よくある構成ですけど、この曲の切なさを引き立てるには最適。サビが終わった後に続く演奏も切なくて、最後の最後まで泣かせてくれます。

ジャンヌ初期の傑作バラードです。これが収録されているアルバムは結構ヘヴィな内容ですけど、最近ファンになった方にも是非聴いて欲しい曲ですね。

アルバム「D・N・A」に収録されています。

朔-saku- / Dir en grey

朔-saku-
え~・・・そろそろ取り上げるアルバムが尽きてきたので(汗)。新しいテーマを作ってみました。このテーマではその曲が収録されているアルバムを持っていない曲や、特に思い入れの強い曲を取り上げて紹介したいと思います。

第一回目は去年シングルで発売された、Dir en greyの「朔-saku-」

アルバムはまだ一枚も持っていませんが、Dirのファンは結構長いことやってます。が、ここまで激しい曲を聴いたのは初めてです。
3分弱の曲の間、物凄い勢いで音楽に襲われます。もはやここまで凄いと「狂気」と呼んでいいんじゃないでしょうか(汗)。
しかし、随所で叫びまくってるのに、サビの場面だけは何故か普通に歌う京。多分ただ叫んでるだけの曲ならここまで好きにならなかったでしょうけど、やっぱこの辺が実力が有る理由なんだろうな、って思いました。何故かサビだけはキャッチーなんです。
で、襲い掛かってくるのはボーカルだけではなく、演奏組もこれまた凄い。曲が終わるまで息つかせてくれません。
ラストでは、ファルセット気味に叫ぶ→一旦落ち着く→再び物凄い勢いで叫ぶ(汗)と凄いコンボをかましてくれます。いや、本当に凄い。何故かヘビロテで聴き続けてしまう、不思議な曲です。ストレス溜まりまくった時は大爆音で聴いて下さい。全部吹っ飛びますから。

アルバム「Withering to death」にも収録されています。

IN UTERO / Nirvana

IN UTERO
初めてこれを全編通して聴いた時は、何ともいえない疲労感が襲ってきました。このアルバムの曲はどれも滅茶苦茶重いんです。そして暗い。あまりのヘヴィさに押し潰されそうでした。

しかし、何度でも聴く気になっちゃうんですよね・・・これ。多少の完成度の低さなど気にならないぐらい格好良いんです。多分こうやって皆ハマっていったんだろうなぁ・・・ってのが解ります。ただヘヴィなだけじゃなくて、彼らが歌ってるのがまぎれもない「リアル」だからでしょうか。だから多くのリスナーに今でも熱狂的な支持を受けてるんでしょうね。

何て言えばいいんだろうな・・・多分こういうジャンルの音楽はどうしても気に入らないって人も居ると思います。ただ爆音に乗せて叫んでるだけ、騒がしいだけで実力は無い。って言う印象を持つ人だっているでしょうし。それは人それぞれだから良いと思います。残念ながら、全ての人に受け入れられるアルバムでは無いと思うので・・・

そして、もしヘヴィロックがたまらなく好きだと言うのなら、文句なしにハマるアルバムでしょう。是非、一度聴いてみて、彼らが発する重み、痛みなどを感じ取ってください。未だに熱狂的な支持を得ている理由がよく解るはずです。

多分、ニルヴァーナの凶暴性や絶望、退廃などのネガティブな所が一番出てるアルバムなんで、誰でもハマるアルバムではないでしょう。彼らの最高傑作は前作「Nevermind」だと言われているので、ニルヴァーナをこれから聴こうと思ってる方は、そちらからの方がいいかも。

Most Favorite Song   Milk It

最初は呟くように歌ってるカートですが、サビで突如絶叫。何故かその部分が滅茶苦茶格好良いと思ってしまいます・・・

IXNAY ON THE HOMBRE / The Offspring

Ixnay on the Hombre
僕はパンクって音楽のジャンルがどうも好きになれなかったんです。何か邦楽パンクに個人的に良い印象がなくて、ずっと避けてたんです。結局食わず嫌いだったんですけどね。これ薦めてくれた友人には本当に感謝します。

収録されている曲はどれも単純明快で気持ちよいぐらいにノリの良い、突っ走る曲ばかり。あ~、音楽の楽しみ方ってそういえば昔はこうだったな~、と久々に思い出しました。綺麗な曲や複雑怪奇な曲を聴いて楽しむのもいいですけど、そっち寄りの曲ばかり求め過ぎていて、こういう純粋に曲の良さだけで勝負しているバンドを聴いたのは久々だったんで、凄く爽快な気分が得られました。

決して、まだ誰もやってないような事をやっている革新的なアルバム。と言う訳では無いんですが、何も考えずストレス発散したい時などに聴くのにいいんじゃないでしょうか。たまにはこういう、単純明快なパンクソングを聴くってのも爽快ですね。

Most Favorite Song   ALL I WANT

曲の最初から最後まで物凄い勢いで突っ走り続ける曲。僅か2分足らずの曲で少し物足りなさも感じますが、物凄く痛快でした。何回も何回も聴き返しています。