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THE CIRCLE / B'z

THE CIRCLE
B'z最新アルバムはCMやTVで散々流れた「BANZAI」と「ARIGATO」が収録されていないので、もしや滅茶苦茶ヘヴィでライトユーザーを突き放しまくったコアなアルバム!?と期待と不安が入り混じっていたんですが・・・いざ蓋を開けてみれば、あれ?意外とポップ?と拍子抜けしてしまいました。

オープニングの「THE CIRCLE」こそ異彩を放っていますが、そっから先はほとんどがハードロックの楽曲が続きます。え~・・・ハードロックなんですが、何故かポップでキャッチーな曲が多いんですよね。矛盾してるんですけど、そんな印象。とりあえず聴いてもらえば、この違和感が解ってもらえると思うんですが・・・

え~と、ポップになった「Brotherfood」と言った感じでしょうか。あのアルバムは個人的にはかなりヘヴィでポップさをほとんど持ち合わせていないという印象でしたが、こっちはヘヴィさがやや失われた分、ポップさを手に入れ、聴き易いアルバムって印象です。「愛のバクダン」が気になった人は聴いて気に入るアルバムだと思います。

まあ、個人的には7曲目のバラード「睡蓮」が入っていたというだけで、満足なんですが(爆)。壮大と言うよりはしっとりとした、味わい深い曲です。どちらかと言えば淡々と歌う稲葉さんもいい味を出してます。久々のB'zバラード。充分に堪能させていただきました。

Most Favorite Song   Fever
先行シングル「愛のバクダン」の2ndbeatにも収録されている、超ノリノリのハードロック。ライブで演奏してて盛り上がる様が容易に思い浮かびます。ライブ行く方は楽しんで来てくださいね~。ラストの「フィ~バ~!」3連発も格好良い!!

Mr.Children超大型シングル6/29リリース

公式
・・・唖然・・・。CMとかTV番組で少しずつ新曲を出してきてたミスチル。何と一枚のシングルに全部詰め込んでリリースと言うとんでもない事をしでかしてきました。
これは久々のミリオンヒットも期待?リリースは二ヵ月後とまだまだ先ですが、今から楽しみですね。

True / L'Arc~en~Ciel

True
ドラマーがsakuraからyukihiroに変わる前の最後のアルバム。第一期ラルクの総決算と言ってもいいかもしれません。

このアルバムは恐らくラルク入門に最適なオリジナルアルバムではないかと思います。同じような曲が無くて何度聴いても飽きませんし、一曲一曲の質がとても高い。捨て曲が一切無く、アルバムが幕を閉じても再びリピートしてしまう。そんな魅力を持ったアルバムです。

オープニングの大バラード「Fare Well」からいきなり感動させられ、続いて異国風の楽曲「Caress of Venus」で楽しい気分になったところで、ハードロックナンバー「Round and Round」ではかなり皮肉った歌詞で気分を滅入らされ、と。序盤からラルクらしいと言うか気分を落ち着かせる暇も無く、アルバムは進んでいきます。

この後もバラエティに富んだ素晴らしい楽曲が続いていきます。是非聴いて体験してください。そして、ラストはバラード「Dearest Love」でしっかりと締めます。思わず溜め息が出てしまうほどの出来が良いアルバム。本当にアルバムの最初からラストまではあっと言う間に終わります。そして、また知らず知らずリピート再生をしてしまえば、もうラルクの魅力にハマっていることでしょう・・・

Most Favorite Song   Dearest Love
アルバムに収録されている10曲どれもが素晴らしくてとても悩んだんですが、アルバムのラストのバラードと言う付加価値もあって、これが一番気に入っています。シンプルなスローバラードで、アルバムの締めにはピッタリ。曲が完全に終わるまで何とも心地良い感覚です。

ROENTGEN / hyde

ROENTGEN
凄い。ここまでの完成度のアルバムをソロで出すとは、hydeは相当このアルバムに力を入れていることが感じられました。そのあまりに高い完成度は壮大な美しさや情景を思い起こさせますが、逆にあまりに崇高すぎて近寄り難いがために、決して誰でも親しみやすいアルバムではないと思います。てか、これ聴いて好きになる人は、特に邦楽ユーザーの方は少ないと思います。ラルクファンですら嫌いな人も多いアルバムですからね。

ロックアーティストとしてのhydeとは完全に違う印象。それはオープニングの「UNEXPECTED」から感じられることでしょう。無駄な装飾を完全に削ぎ落とした完璧な一曲。いきなりついていけなくなる人も多いと思います。そこにポップさは全くと言っていいほどありませんし、ラルクのhydeとしてでなく、「hyde」と言う一アーティストになった途端ここまでの豹変ですからね。まあ、この後はやや聴き易くなっていくんですが・・・

そして、もう一ついつものhydeと違う箇所が。それは低音ボーカルを強調していることです。いや、「THE CAPE OF STORMS」や、「SECRET LETTERS」などでは美しい高音も堪能できるんですが、ほとんどの曲で目立つのは低音ボーカル。いつもと違ったhydeの魅力を存分に味わうことができます。

決してポップなアルバムではない事は確かです。しかし、hydeに魅力を感じている方なら一度聴いて欲しいアルバムです。一度この神聖な雰囲気にハマってしまえば、再生する度に至福の感覚を得る事ができ、何とも心地良いものですから・・・

Most Favorite Song   evergreen
全部、と言いたい所ですがシングル曲のこれが頭一つ抜けて気に入っています。アコギ、ピアノだけの序盤から段々楽器が増えていき、ラストのサビでは全ての楽器が素晴らしいハーモニーを奏でます。本気で感動した一曲。
ちなみに、english ensembleバージョンも存在し、こちらは弦楽器、ピアノだけで英語でhydeが歌い上げます。こちらも本当に美しい!

ついに・・・!!

ついに、このブログにも読者の方がついていただけました。wakuさん。本当にありがとうございます。

やっぱ、取り上げるレビューのアルバムが古いのばっかだから受けないのかな~・・・とか、僕の好みの音楽は一般の方とそんなに合わないのだろうか。とか、文才無いのかな・・・など思いながら続けてまいりましたが、本当に救われた気分です。これを励みにより一層頑張ろうと思います。

・・・さて、これを書いている僕は今年受験生・・・(汗)。とりあえず、勉強に支障が出ない程度の更新頻度で勘弁してください・・・(逃げ腰)。

BIG MACHINE / B'z

BIG MACHINE

何故か僕の好きなアルバムは世間で高い評価を受ける事が少ないんですが、これもそんなアルバムの一枚です・・・

う~む・・・これかなり酷く言われてますけど、そんな悪いアルバムじゃないと思うんですけど。マンネリ化の象徴のようなアルバム。とも取られてますが、ファン暦がそんなに長くない僕にとっては気になりませんでした。

楽曲の質自体は低くない、と思うんです。オープニングの「アラクレ」からシンプルな疾走ロックで盛り上げてくれますし、「儚いダイヤモンド」では久々に稲葉さんの強シャウトが聴けて満足。終盤には「Nightbird」、「ROOTS」などのバラードも聴けて、個人的にはかなり満足なアルバムでした。

・・・とは言え、やはり駄作と言われるからには過去の作品から見劣りする面が多いんですかね・・・(逃げ腰)。でも結構ポップなアルバムだと思うんで・・・一度レンタルしてみるとか、安く買える機会があれば、聴いて欲しいアルバムです。

Most Favorite Song   Nightbird
壮大なアレンジの美しいロックバラード。僕が一番好きな彼らの音楽のジャンルの曲なので、必然的にこれが選ばれました。ドラマティック度は本作一。

ARCADIA / Janne Da Arc

ARCADIA

ジャンヌ初のセルフプロデュースアルバム。彼らはアルバムを出す毎に成長していってると思います。今回もセルフプロデュースにも関わらず、完成度が高い楽曲を揃えた良作になっています。

しかし完成度は上がっていってるんですが、やや曲の勢いが少し物足りないかな?とも思ってしまいました。昔からのファンの友人が、最近のジャンヌは少し物足りない。と言っているんですが、確かに昔の曲のようなヘヴィな感じは少し引っ込んでしまっている印象も受けます。勢いが足りないと言うか。その分巧くなってるんですけどね。

とは言え、楽曲、アルバムの出来と言う点は申し分無いです。やっぱその分キャッチーで聴き易い曲が多いですし。それに、前作「ANOTHER STORY」よりはヘヴィな感じにもなっているので、前作に満足いかなかった方も、もう一度聴いてみるのもいいと思います。

・・・でもやっぱシングル5曲は入れすぎじゃないかな。その分アルバムユーザーの僕なんかは得してるんですけど。まあ、これから入ろうとしている方は損しないアルバムになったと思います。

Most Favorite Song   ACID BREATH
今回、傑作バラードが無かったんでハードロック路線のこの曲で。アルバムのオープニングとしては最高の曲でした。

FIGURE8 / Elliott Smith

FIGURE8

何をどうしたらこんな美しい曲でアルバムを満たせるのだろう。当時、ハードロック、ヘビーメタルに陶酔していた僕にとって物凄い衝撃作でした。

初聴時は、まず彼のとても澄んだ歌声に魅かれました。一点の曇りも無く、鈴の鳴るような美声に僕は急速に魅かれていきました。そして、聴き込んでいく間に今度は楽曲の美しさにも気付く事ができました。

シンプルな楽器構成で、ほとんどストリングス等は入っていないんですが、それでもここまで美しいと感じる事が出来るのは、楽曲本来の美しさ。そして、やはり彼の澄んだ歌声による所が大きいと思います。派手なアレンジを加えた曲も美しいとは思いますが、シンプルな曲でも才能があれば美しく見せて、感動を与える事が出来るんですね。

美しい美しい、と連呼してしまいましたが、一度彼の魅力にハマれば僕が連呼している気持ちが解ると思います。ポップな曲も何曲か有りますので、聴き辛いアルバムではないと思います。

Most Favorite Song    Everything Means Nothing To Me
切ないピアノの音色に、澄んだ歌声が絡んでとても美しいです。途中から入ってくるバンドサウンドも秀逸。

X JAPAN BEST~FAN'S SELECTION~ / X JAPAN

X JAPAN BEST~FAN'S SELECTION~

解散してからのベストアルバム乱発は大ヒンシュクを買いまくりの彼らですが、このアルバムは意外とX入門に適しているのでは、と個人的に思います。

言わずとしれた代表曲「」はもちろんの事、PERFECT BESTに入らなかったのが不思議な大名曲「Silent Jearosy」、後期の傑作ヘビーメタル「DAHLIA」など、HR/HMの代表曲はもちろんの事、「Endless rain」、「Say Anything」、「Forever Love」などの名バラードも入っており、意外と良い選曲になってるんですよね。

さらに何と超大作「ART OF LIFE」までもが、フルバージョンで収録されており、このベストアルバムの価値を飛躍的に上げています。30分に及ぶ超大作ですが、是非とも一度耳を通すべきです。邦楽でここまでの超大作は滅多に聴けるものではありません。

・・・と、まあ。褒めまくりましたが、「WEEK END」や「X」が漏れてしまったのは個人的に残念。でも、他のベストより一般受けしやすい曲が一番多く入ったベストだと思います。ちなみに、オリジナルアルバムから入りたい方には、「BLUE BLOOD」がお勧め。

Most Favorite Song   Forever Love
すいません、あれだけ褒めといて「ART OF LIFE」じゃないんです(汗)。
これがXと初めて出逢った曲であり、とても思い入れが強く、僕の人生で特別な曲になってます。是非とも一度だけでも生で聴きたかった!


バニラ / 河村隆一

バニラ

河村隆一に良い印象を持ってる人は少ないと思います。彼の発言にはナルシスティックな部分が多いし、歌声も悪く言えば甘ったるくて、決して一般受けする声じゃないと思います(僕は好きですけど・・・)。

しかし、彼は実力は持っていると思います。ソロの彼はどうも、僕も好きになれなかった曲が多かったんですが、このアルバムで再び彼に魅かれました。久々にミュージシャンとしての彼の魅力が詰まった曲もあって、感覚が戻ってきたかな?と思いました。

とは言え、やはり急に音楽性を変える事は出来ないのか、甘ったるいアイドルポップな曲が、特に終盤に多かったのは残念でした。でもこれからの彼に期待が持てる内容のアルバムでしたので、次作には期待したいと思います。これから彼を聴いてみようと思われる方にもおすすめのアルバムです。

Most Favorite Song   Missing you

彼の甘い声が一番合っている曲。こういう甘いバラードなら大好きです。